こんにちは。もう一度、こんにちは。
最近時間の使い方が下手になった気がする。
そんなに多忙でもないと思うのにいろんなことが滞っている。
寒くなると活動が鈍くなるせいかもしれない。
というわけで今回はおしゃれなデザインが目を惹くこちら。
ウォータープルーフ
WATER PROOF
製造元:???(輸入:日本酒類販売)
内容量:700ml
アルコール度数:45.8%
購入時価格:3,300円(税込み)
45.8%というとタリスカーを連想する…
前々から気になっていたボトルです。
スペイサイド、ハイランド地方の7つの蒸留所のモルトをヴァッティングしたブレンデッドモルトウイスキー。
どうでもいいですがブレンデッドモルトを飲むたびにモルト同士のヴァッティングって死ぬほど難しいんだなというのと実感し、ニッカのブレンド技術すげぇよなという再確認をしている次第です。
仕様モルトは名言されている分では
グレンモーレンジィ14年(ハイランド)
グレントファース9年(スペイサイド)
バルブレア(ハイランド)
だそうです。
モーレンジィ14年ってキンタルバンなのでは?(ルビーポートワイン樽で後熟)と連想してしまいますが実際どうなんでしょうか。
一応コンセプトには「シェリー樽貯蔵のモルト原酒を多く使用」とあるので全部が全部シェリー樽熟成ではないと読みとれるワケですが…
ウォータープルーフといえば撥水(はっすい)という意味で衣服とかに使われる言葉ですが、ラベルにもその意匠が見て取れ実際表面が水滴のようにボコボコとしています。
ふつうにコストかかりそうな感じですがそういうところにもこだわっているのは芸術ポイント高しです。
もうひとつの芸術ポイント。
ゴム製の?巻き巻きするやつ?にスナップボタン?が付いています。
(ネックタグと言うらしいです。)
取り外せます。
これもふつうにコストかかりそうなものですがこだわりを感じる。
裏ラベルにも水滴の意匠が。
結局メーカーの名前がわからない。
コルク栓!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
積み木のような質感のトップ。とにかくデザイン重視。
・公式評
「ブレンドにはシェリー樽貯蔵のモルト原酒を多く使用。45.8度と高めのアルコール度数に調整することで、フルーティな芳香と、甘みがある複雑で深い味わいに仕上がった」(同社)。
英国のデザイナー チャールズ・マッキントッシュが生んだゴム引きのレインコートから着想を得たイエローカラーのラベルデザインは、「Waterからくる“ピュア”なイメージと、イエローカラーからくるアウトドアで活動的なイメージを訴求」する。
日本酒類販売「ウォータープルーフ」発売、ブレンデッドモルトスコッチウイスキーの新ブランド、ハイランド地区7蒸留所の原酒をブレンド|食品産業新聞社ニュースWEB
リリースノートってヤツです。
一応海外公式ページもあることにはあるんですが、熱き思いが多量に綴られている一方でテイスティングノートについては全く触れていないのでURLの紹介だけにとどめておきます。
(※海外サイト)
・ストレートで飲んでみる
色 :やや赤みを帯びたゴールド
香り:強烈なレーズン感。甘いような酸いような・・・
グレンファークラス的な香りを感じる(いつもの)。
度数の割にアルコールアタックは控えめ。
味 :フレッシュめなレーズン感が全体を支配している。
とはいえ香りほどの味の広がりはあまりない。
余韻にかすかな樽香が残る。
・ロックで飲んでみる
香り:相変わらずレーズンの酸い香りが広がる。
モルトの甘い香りが顔を出してくる。
味 :香りの通り、モルト由来の優しい甘さが顔を出す。
レーズン感とうまく調和している。
余韻のビターさもいい具合になりバランスが良い。いける。
・ハイボールで飲んでみる
味:ハイプルーフゆえか、恐ろしく伸びが良い。
レーズンの主張もちょうどよくほのかなビターさで〆るので次々飲めそう。
・総評
フレッシュ・レーズン感は随一。
ストレートではあまり全容が見えないが加水することでいろいろ花開く。
・・・なんだか水を弾く名前と相反しているような気がするが水があってこその撥水だしね…
似たような価格帯、ブレンデッドモルトであるオールドパースオリジナルと比べるとロックでの飲みやすさはこちらに軍配が上がる。
見た目どおりの気負わないカジュアルなウイスキーだと感じた。
おすすめは良さが存分に引き出せるロック、もしくはハイボール。
・所感
ブレンデッドモルトのハードルってやっぱり高いですわね。
何種類かブレンデッドモルトを飲んでみて、モルト原酒同士の個性と個性のぶつかり合いをうまく調和させるのってほんっと簡単ではないことがよくわかりましたわ。
話を戻すと、海外公式で紹介されているようにカクテルとして使用するとたしかにポテンシャルを発揮しそうと思いましたわよ。
度数もそれなりにあるのでふつうに作っても濃厚な仕上がりになること間違いなしですわね。
ちなみにそういうカクテルを試してみたことは一度もない…
・次回
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