こんにちは。もう一度、こんにちは。
ねぇ、秋ってどこ!???
日中以外は極寒なのでもう既に真冬の服を着ています。今でこれだけ寒いんだから今年の冬はひとあじ違うのか…?なんか毎年こういうこと言ってる気がするけど…
ザ・グレンリベット15年 フレンチオークリザーブ(旧ボトル)
THE GLENLIVET 15 YEARS OF AGE THE FRENCH OAK RESERVE
蒸留所名:グレンリベット蒸留所(スペイサイド)
内容量:700ml
アルコール度数:40%
購入時価格:5,500円くらい
例の如く終売ボトルではありますが旧12年、旧18年と比べるといまいち人気がないようでいまだにいろんなところで旧15年を見かけます。
というわけで今でも手に入るので、レビュー対象。(謎基準)
このボトル自体2018年だか2019年だかに買ったボトルなので開栓から結構時間が経っています。
パラフィルムを巻いていたとはいえ多少の劣化が見られると思うのでそれを加味してご覧ください。
買ったとき「箱もください!!」って言ったような気がするけどどこ行ったんだろう…
現行では12年にも「ダブルオーク」、18年には「バッチリザーブ」などと副題みたいなものが付いていましたが旧ボトル時代から15年は「フレンチオークリザーブ」と副題付きのリベットでした。
フレンチオークとはコニャックの熟成に使われるリムザンオークの事であり、その新樽で熟成した原酒を使用しているとのこと。
木材の密度が低いため原酒が普通のそれより良く染み込むため、原酒に大きな変化を与えるそうです。
そう、つまりひとあじ違うってこと。
2018年にボトリングされたっぽいです。
やっぱり2018年に買ったのかなぁ…
コルク栓!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やはりちょっとコルクが痩せていました。
・公式評(ザ・グレンリベット公式サイトより)
樽:フレンチリムザンオーク
色:深みのある強い金色
香り:クリーミー、リッチ、バターのような
味わい:フルーツとナッツ。ほのかなスパイス
フィニッシュ:長く続く、甘いアーモンドとスパイス
Enjoy With:フレーバーを充分効かせた鹿肉料理
ザ・グレンリベット15年がリッチで異国風の際立った特徴を持っているのは、このスピリッツの一部がフレンチ・オークの樽で熟成されるという特別な熟成プロセスを採用しているからです。実際、ザ・グレンリベットは、ウイスキー製造にフレンチ・オークを初めて使用しましたが、この技術は世界中で模倣されてきました。
私達が使っているリムザン・オークは、フランスのドルドーニュ地方で伐採され、コニャックの熟成に使われているものです。密度が低いため、ウイスキーが木の中に深く染み込みます。その樽の中でウイスキーが、どれ位の期間熟成するかを注意深く制御し、ユニークで心地よいスパイスの香ばしさ、という好ましい結果を過剰に表現しないようにしています。
このプロセスがウイスキーの強度を高め、バターのような香りを持った,リッチでクリーミーなものにしています。この15年は、色は濃い金色で、甘いアーモンドとスパイス をあとに残します。グラスの中で豪華に見えます。
https://www.theglenlivet.jp/our-whisky/cc-15.html
(日本語サイト)
・ストレートで飲んでみる
色 :やや深みのある琥珀色
香り:リベット特有の爽やかな青りんご間。
ほのかにはちみつ、加えて香木の香り。
豊かな一体感を感じる。アルコールアタックは無い。
アルコールが抜けてるだけかも…
味 :爽やかな果実味の中に樽由来のスパイシーさを感じる。
うっすらとビターさが余韻に残る。
・ロックで飲んでみる
香り:はちみつ感が前に出てくる。香木感も増す。
ただ全体的に香り立ちは弱々しくなる。
味 :飲むとき鼻腔に抜けていく香りが格段に豊かになる。
ぶわっとリベットの爽やかさ、甘さ、樽感が突き抜けていく。
ロックでも大いにあり。
・ハイボールで飲んでみる
味:果実と樽感のハイボール。これこそウイスキーと言った感じ。
まさにお手本のような味の広がりを見せてくれる。
モッタリとした甘さが無いので飲みつかれないのも好印象。
・総評
ウイスキーをよくわからない頃に買ったものなので雑に消費していたような気がする悲劇のボトル。
あえて旧12年と比較するが、やはり熟成年数の違いからか樽感を色濃く感じ、香木を思わせるふわりと優しい香りが主体となっている。
旧12年ではやや時間差でポツポツと出てきていた香り、味のニュアンスが旧15年では同時に押し寄せてくるので飲んだ時の迫力に大きな違いを感じた。
おススメは様々な香味を楽しめるロック。ハイボールも美味しかった。
・所感
12年が3,000円前後、18年が6,500円前後に対してその間の15年が5,500円ほどというちょっとよくわからない価格からなのか敬遠されがちな15年。
・・・いや18年が安すぎなんですのよ???????というか12年からして企業努力の賜物なのでしょうね…
わたくしがよく利用する某酒販店では旧12年>現行15年>旧15年という超謎な価格現象が起きています。
一応書き加えておくと、確かに12年のような万人受けする分かりやすさにはやや欠けるように思えますわ。
ただリベット12年でウイスキーが好きになった方が再びリベットに戻ってきたときに飲むボトルとしてはこれほど良いボトルは無いんじゃないかしら???なんちゃって…
とにかく高騰しがちな旧12年、旧18年に比べて定価以下で買えるチャンスがまだまだあるので気になる方は是非チェックしていただきたい1本ですのよ!!!
・関連記事
・次回
・前回