オリンピックが終わりましたね アスリートの皆さん本当にお疲れさまでした。
これでいろいろ正常化してくれればいいのですが…
第26回はこれ。
ジョニーウォーカーブラックラベル12年 スペイサイドオリジン
JOHNNIE WALKER BLACK LABEL AGED 12 YEARS ”SPEYSIDE ORIGIN”
製造元:ディアジオ社
内容量:700ml
アルコール度数:42%
購入時価格:3,300円(税込)
言わずと知れた「ジョニ黒」の構成原酒シリーズ第一弾。
日本では現在この「スペイサイドオリジン」のみが流通していますが並行輸入品では「アイラオリジン」「ハイランドオリジン」「ローランドオリジン」の4種が展開されています。(1000mlで6,500円ほど)
また、日本でも第二弾の「アイラオリジン」が2021年11月ごろに販売が開始されるようです。
カリラとラガヴーリンのブレンデッドモルトらしいですがその12年物が3000円ちょいで飲めて良いの!?って感じです
スペイサイドオリジンはスペイサイドモルトであるところの「カーデュ」と「グレンデュラン」のブレンデッドモルトです。
ブレンデッドモルトウイスキーは何度か紹介したような気がしますがグレーンウイスキーを使わず、モルト原酒同士をヴァッティングさせたウイスキーのことです。
スクリューキャップです。
スペイサイドオリジン~とか記述が無いのでたぶんオリジンシリーズ全てで共通のキャップデザインでしょうね。
誰だってそーする。おれもそーする。
・公式評
なし
ジョニーウォーカー海外公式にアクセスすると自動的に日本版のジョニーウォーカー公式にリダイレクトされるようになっており、まともに海外公式を閲覧できませんでした。
そこでちょっと細工をしてなんとか覗いてみたところオリジンシリーズに関する情報が一切書かれていませんでした。なんで?
amazon商品ページから紹介文を引っ張ってきます。
スコットランドのモルトウイスキー蒸溜所が集まる主要4地域(ハイランド/スペイサイド/ローランド/アイラ・アイランズ)のうち、著名な蒸溜所が集中しているスペイサイド地方のモルトのみをブレンドした「ブラックラベル12年」の限定商品です。
「ブラックラベル」の特長的なスモーキーさと、スペイサイドらしい青リンゴのようなフルーティーな味わいが感じられます。
・ストレートで飲んでみる
色 :やや深みのある琥珀色
香り:はちみつのようなべったりとした甘い香りを強く感じる。
追ってバニラ、青りんご。アルコールのツンとした刺激は少しだけ感じる。
味 :緑色の果実のような瑞々しさ。はちみつ感を大きく感じる。
花の蜜特有の甘く植物的な香りがふわっと広がる。
・ロックで飲んでみる
香り:アルコールの刺激感がなくなり存分に甘い香りを堪能できる。
はちみつ感が少しだけ薄れバニラ感が主体となる。
それでも甘い香りは揺るがない。
味 :甘さ優勢。ストレートで感じた繊細なフルーツ感はどこかへ行ってしまった。
思ったよりも余韻は持続しない。
・ハイボールで飲んでみる
味:やはり甘さ優勢だが弾ける炭酸に乗ってフルーツ感が戻ってきた。
極甘口ハイボール。甘すぎてチェイサーがほしくなるほどに。
・総評
スペイサイド特有の爽やかさ…というのは添え物程度で甘みが主体。
ピートフレーバーが皆無なのでピート感が苦手な人でもとっつきやすい。
というかかなり初心者でもとっつきやすいボトルだと思う。
ハイボールも十分飲みやすくおすすめだが、スペイサイド感を楽しめるストレートでも飲んでみてほしい。
これが3,000円で買えるのは凄い。
グレンデュランはオフィシャルではあんまり流通していない銘柄なのでさらに貴重。
カーデュでさえも12年物は3,500円弱なのでディアジオ一体どうなってるんだ!?という感動を超えた驚愕を与えてくれた。
・所感
甘い!うまい!という感想ばかりでしたがジョニ黒と比べてみるとやはり構成原酒の多彩さのおかげでジョニ黒のほうが当たり前ですが深みがありますわね。
悪く言うとスペイサイドオリジンは味が甘さ一辺倒すぎて飲み飽きる懸念がありますわよ。
ジョニ黒を飲み慣れてる方からしたらどこがジョニ黒やねん!!!ってくらい甘さだけを抜き出したかのようなウイスキーなので物足りないかもしれませんわ。
ただ、ジョニ黒を支える一柱をこうやって別々に飲めるのはほんとうにおもしろいことなのでシーバスあたりもこういうことやってほしいですわね。(強欲)
この項では少しだけネガティブなことを書きましたが総じてコスパの非常に高い良ボトルというのが素直な感想ですわよ!!!!!!!!!!!
・次回
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