なもなきアクアリウム

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【レビュー】#131『クラシック オブ アイラ(2022)』は”銘酒”の味、ピートを濃く楽しめるシークレットアイラ。

こんにちは、もう一度、こんにちは。

 

久々に書く気がします、これ。

今回は前回の記事で言及した「ブログの収益で買ったウイスキーです。

朝倉あさげ、こいつが贔屓にしてそうな銘柄をぼんやりと思い浮かべるとなんとなくわかってくると思いますよ・・・

というかすでにタイトルに書いてるからそういう振りは意味がないのでは…

 

 

クラシック オブ アイラ

Classic of Islay

製造元:The Vintage Malt Whisky社

内容量:700ml

アルコール度数:58%

シングルモルト・スコッチウイスキー

購入時価格:8,400円(税込)くらい

 

 

 

 

ラガなんとかのボトラーズと言われています。

 

ボトラーズというのはざっくりいうと蒸溜所からのリリースではなく、蒸溜所から買い付けた原酒を独自に熟成して瓶詰めして販売している業者のことです。

中身については公表していたりしていなかったりとバラバラですし、買い付けた原酒をブレンドしたりして新たなウイスキーを生み出したりしている会社も存在します。

 

それらを追い出したら本当にキリが無くなりそうな領域であり、沼中の沼です。

 

で、もう中身をラガヴーリンというていで話を進めていきますが、ボトラーズとしては珍しい銘柄であります。

ボトラーズのシークレットアイラといえばだいたいカリラであり、たまにアードベッグとかラフロイグが疑惑に挙がる程度で「あっちもカリラ、こっちもカリラ」状態です。

それはそれで物凄いんですけどね…

 

毎年?生産しているのかボトリング年が記載されています。

今回のは2022年ボトリングぶんです。

 

輸入・販売元はスコッチモルト販売株式会社

まさしく名は体を表すといったところでドチャクソにわかりやすいです。

 

何を取り扱ってるのかを見ればウイスキー齧ってる人なら一度は聞いたことのある名前だらけでビビります。…ビビりますよね?

コッツウォルズ、ウルフバーン、ハートブラザーズ、リキッドサン、クーパーズチョイイス、モルトマン…他色々)

 

コルク栓です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ちなみに、撮り溜めの途中から下地を新調しました。(黒いやつ)

水分でふやけて塗装がはがれたところがあったりして見苦しかったので心機一転です。

今後は基本的に撮った順で記事を上げていこうと思うので、優先してアップした今回だけはちょっと撮影環境の時系列が後の写真です。

 

どっかで見たようなコルク栓のチープさだなぁと思っていたら、THE VINTAGE MALT WHISKY社は例のグレンアーモンドもリリースしていました。

たぶん同じコルク栓じゃないかなぁ

 

ちなみに、右にちらっと見えていますがラベルにはラガヴーリン湾の対岸にあるダニーヴァイグ城の廃墟が描かれています。中身がラガヴーリンである説を補強しているわけですね。

 

 

・公式評

なし

 

https://www.vintagemaltwhisky.com/portfolio/

(※海外サイト)

 

一応取り扱い銘柄一覧に名前は挙がっているものの、単独ページは用意されていません。

グレンアーモンドはあるのに。

スコッチモルト販売株式会社のサイトではそもそも名前が挙がっていません。

 

 

・ストレートで飲んでみる

色 :やや赤みがかったアンバー

香り:存在感のある潮、出汁、樽香。

   疑いようのないほどのアイラの巨人感。

   それとやや甘い香り。

味 :味蕾という味蕾が刺激される。いわゆるジュワっとした感じ。

   香りと同様に潮、出汁、樽感。余韻はほどほどに伸びる。

   美味しさしかない。

 

 

・ロックで飲んでみる

香り:若干くぐもったようなピート感。

   湿気のある潮。

味 :渋みがヤバいことになる。

   この独特の書斎っぽさはラガヴーリンなんだけど・・・

   頭が震え上がるくらい渋みが強くなる。。。

 

 

ハイボールで飲んでみる

味:…!!

  ……!  ……

  美味しいですわねェ…

  はい、今日のレビューおわり

  (というわけにはいかないので、感想

   独特のピート感が違和感なく炭酸に溶け込んでこれが美味しい。

   潮っぽさ、出汁っぽさも失われずに主張してくる。

   乱暴に消費できるハイボール。)

 

 

・総評

まだバレるな。

 

ブログの収益で買ったウイスキーをハズしたら一生立ち直れない気がしたので、外しようのないラガヴーリン先生を信じてよかった。

オフィシャル16年と比較するとやはり余韻とか深みは一歩手前な感じはあるものの、それを補って余りあるアルコール度数の濃厚さでプラマイゼロにしているような、結局度数なのか、ウイスキーは…

 

熟成年数は公表されていませんが、体感では平均12年…13年…くらいな感じがしました。

中身は15年です!!みたいな記述をどこかで見たような気がしますが、さすがに15年のカスクストレングスはこの安価では売れないでしょう…と思うのですけれど…

(まあ12年だとしてもだいぶ怪しいものである)

 

おすすめはストレート。

断然ストレート。味蕾がバカになる。

バカになって飲みましょう。美味しい。

 

 

・所感

と、書きましたがハイボールも美味しいです。

オフィシャル8年を16年の面影を追うために飲むのであればもうちょっと出してクラシックオブアイラを買ったほうがよっぽどいい、くらいには差がありますわね。

さらにもうちょっと出せば16年も買えるわけですけれど…

 

熟成年数の話をいたしましたが、オフィシャルのスペシャルリリース12年CSでも23,000円くらいするのでやっぱりそんなに熟成年数行ってないんでしょうか…?

 

両者の違いをざっくりと挙げると

【オフィシャル16年】

・甘い

・まろやか

・余韻長い

・沁みる

 

【クラシックオブアイラ】

・濃い

・ピート感強い

・ドライ

・濃い

 

総評でも触れたとおり、余韻、深みは一歩手前。それでもしっかりとラガヴーリンなのでそのへんは度数とのトレードオフといった感じですわね。

 

というか安定してこの価格で入手できるのであればずっとこれでいい、月一で買って永遠に飲んでいたい、というくらいには優秀なボトルと感じましたわよ。

 

 

 

あぁちなみにグラスも替えました。

山崎のうすはりグラスです。映え重視です。

あとは上で言及した通り黒い目地を張り付けたのですが、液色が若っっっ干濃く見えるかもしれません。そこらへんは様子を見ながら試行錯誤していく予定です。よしなに。

 

 

・次回

asgsn.hatenablog.com

 

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